解体豆知識「case6」

解体豆知識
「case6」

解体工事のお祓いって必要?

多くの土地では、習慣やそれぞれの信条に基づいて解体工事を行ったり、家の新築工事を始めたりする前にお祓いをすることがあります。
住宅メーカーの営業担当の中にもこうした儀式を勧めてくる人がいます。

しかし、こうしたお祓いは本当に必要なのか、と考えてしまうこともありますね?
そこで、どんなお祓いの形があるのか、実際にその必要性があるのかどうかを考えてみましょう。

解体工事のお祓いって必要?
お祓いの種類

建物の解体や新築に関係する儀式としては、主に二つのお祓いがあります。

一つ目は、地鎮祭です。
これは、更地に新たに建物を建てる際に、工事の安全を祈願したり、建物自体の安全を願って行う儀式です。

土地の地割を行った後に行うことが多く、神主が呼ばれて工事関係者と施主様、そのご家族と一緒に祈願を捧げます。
簡易な式で終わることもありますが、地方によっては近所の人などを呼んで大がかりな集まりとなることもあります。

地鎮祭にかかる費用は、どの程度まで大きなものにするかによって異なります。
神主さんと工事関係者、施主様のご家族だけというものであれば、4万円から6万円というのが相場となっています。
これに加えて近所の方々などを招待するのであれば、飲み物代やお弁当代などが加算されることになりますので、10万円台となるでしょう。

地鎮祭の儀式自体は1時間程度で終わりますし、テントを張るなどの準備もお任せできますので、施主様に大きな負担がかかることはあまりありません。

二つ目は、魂抜きです。
これは、井戸や神棚、仏壇などを移動したり壊したりするときにするものです。
こうしたものには神様が宿っていると考えられていますので、動かす際にも壊す際にもお祓いをする必要があると考えるのです。

魂抜きもやはり神主さんを呼んで行ってもらうのが通常です。
費用は神社やものの種類によっても異なりますので、事前に尋ねてみるのが良いでしょう。

大まかな相場としては、5万円前後です。
地鎮祭とは異なり、特にいろいろな人を呼んで行うこともなく神主さんと土地の所有者だけで行うことがほとんどです。

この魂抜きは、単に神様の気持ちを静めるという目的だけでなく、今まで土地や家の安全を守ってくれたことに感謝を示すという意味合いもあります。

お祓いをすることは必要なのか?

地鎮祭にしても魂ぬきにしてもそれぞれに意味があります。
しかし、これらの儀式は必要不可欠というものではなく、完全に施主様の意見によって決定されるべきものだと言えます。

特に、宗教的な意味合いが強い儀式ですので、異なる宗教を奉じているのであれば、こうした儀式を行う理由はないでしょう。
実際に地鎮祭などの儀式を行うのは日本を含めて少数の国々だけで、欧米諸国では一般的にこうした習慣はないとされています。

自分たちの信条に合うかどうかを考えることが大事です。
また、ご家族にも相談してみんなの意見も聞くようにしましょう。

自分はしなくて良いと考えていても、しきたりを大事にされる傾向が強い年配の方などは特に魂抜きなどのお祓いをしなくてはいけないと考えることもあるからです。
逆に、家族それぞれが違う信条を持っているのであれば、それぞれの考えに配慮できるように、しっかりと話し合って決定を下す必要があります。

このように、地鎮祭や魂抜きなどの儀式はそれぞれの家庭で決めるべきものであって、必要だと考えればすることになりますし、信条の違いなどから不必要だと考えればする必要はありません。



解体・整理のお悩みはまるっとお任せください

ご相談、ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

0120-426-270

受付時間 9:00~17:00(土曜日・日曜日・祝日を除く)
  • メールでのお問い合わせはこちら

〒920-0366 石川県金沢市南塚町15-1
tel.076-220-6974 fax.076-220-6984

0120-426-270
受付時間 9:00~17:00(土曜日・日曜日・祝日を除く)